EOS-1Dsの現像処理

EOS BBS で現像条件・後処理についてご質問をいただきました。実際に私のサイトに掲載しているポートレートのケースをご紹介します。
基本的に私はDPP+photoshop v7でやってます。シルキーピクス他2種類ほど試しましたが、今のところこれでしっくりきています。
下はDPP-v3.2の操作画面をキャプチャしたものです。作業カラースペースは基本AdobeRGBです。この画面はキャプチャしたものをモニタプロファイルを当てた後掲載用sRGBに変換しています。尚、ピクチャースタイルや色温度などを設定するRAWの操作画面は別にキャプチャしたものを左側にくっつけてます。上がピクスタや色温度など基本的な項目を設定したのみの状態、下はトーンカーブを施した、ほぼ完成の画面です。
あくまで表示されたものからですので、見え方や数値には多少誤差が生じています。DPPとphotoshopも見え方に誤差があります。

基本的にハイライト重視の露出です。このケースの様にちらちら直射日光が当たる部分も飛ばしません。色温度の5800kは顔色から判断して適当に決めています。本来なら秋の午後で太陽光線の色温度が低く5000〜5500kなんでしょうが(そういう時も実際ある)これはトーンカーブでどうにでもなります。

左側のRAWは触らず。トーンカーブのBチャンネルだけが高いのは5800kから触りだしたためと、透明な空気感を出すためです。ただこれは1Dsだから出来る部分もあって、5Dでやりすぎると青〜紫かぶりが生じやすく、思い切ってBチャンネルを上げられません。またシャドーも5Dなら切ってしまう位シャドー端を操作しないと、締まりのない絵になってしまいます。あくまでこのシーンに於けるもので光が変われば、全く違うカーブになってしまいます。1Dsだからというのもあります。

こういう後処理のレポートはまたやりたいと思います。

一応つづく

Research index